材質・素材による分類
抵抗器はその材質や素材によって多くの
種類が有ります。
当社は以下の抵抗器に注力しています。
金属皮膜抵抗器→高精度薄膜抵抗器
金属箔抵抗器→電流検出抵抗器
形状による分類
抵抗器はその形状によっていくつかの種類が有りますが、当社はチップ抵抗器に注力しています。
チップ抵抗器
薄膜抵抗器
厚膜抵抗器
ラジアルリード抵抗器
アキシャルリード抵抗器
薄膜とは、その膜厚は?
素材を薄くする技術は多岐に亘りますが、代表的なものを下図に示します。
当社はその中で、膜厚が1um以下から数Å まで非常に薄くできる薄膜技術を用いて抵抗器を製造しています。
薄膜の形成方法
電子部品では、色々な方法で薄膜を形成していますが、当社では以下の方法を使用する材料や
適用する部分で使い分けています。代表的なスパッタリングおよびプラズマCVD について紹介します。
スパッタリング法
グロー放電で発生させたアルゴンイオンを膜の素材となるターゲットに衝突させ、表面の原子や分子を叩き出し、 基板上に堆積させて薄膜を形成しており、合金の薄膜生成に適し、高融点材料も薄膜にすることが可能です。
プラズマCVD法
グロー放電によりプラズマ中で、素材分子の分解や結合により基板上に薄膜を形成する方法。
化学反応で難しい低温での反応が可能で、ガス化可能な材料なら有機・無機どちらも形成可能
薄膜から薄膜チップ抵抗器へ
以上のような方法で、セラミックなどの基板上に薄膜が形成されます。薄膜技術は抵抗膜だけはなく、
保護膜形成や電極内部膜にも生かされています。