・分圧回路は、下図のように複数抵抗器を直列に接続し高電圧を分圧する回路で、入力電圧を抵抗値の比で分圧します。
・抵抗の許容差や温度係数が分圧した電圧に直接影響するので、高精度抵抗が要求されます。
							
						
							
						
・本回路の応用例:電源回路、 標準電圧発生回路、バッテリー制御(車載の高電圧制御)。
| ・推奨製品: | 
						URGシリーズ、 RGシリーズ、 RM シリーズ、 MRGシリーズ(耐サージ)、 LRGシリーズ(リード付)  | 
					
			・下図のようなオペアンプの増幅回路は、微小信号をオペアンプと高精度抵抗で増幅します。
			・微小信号を入力するため、低ノイズで高精度の抵抗が要求されます。
			・増幅率を決定するR1 / R2 の高精度化には、この二つの抵抗の相対許容差&温度係数が重要です。
			
				
			
・本回路の応用例:センサーモジュール(車載、IoT)、計測機器、医療機器
| ・推奨製品: | 
						URG シリーズ、RGシリーズ 、RM シリーズ 、MRGシリーズ(耐サージ)、 LRGシリーズ(リード付) R1とR2の相対の許容差&温度係数はRMシリーズ(ネットワーク抵抗器)のみで規定します。  | 
				
				・歪み量や圧力をゲージの抵抗変化で検出する歪み計やセンサーの概略回路を下図に示します。
				・抵抗値変化を右式(2)に示すように、測定した電圧と抵抗値から算出します。
			
歪計の回路例
							
							R1(ゲージ部)
							
							歪計の回路例
						
							初期値
							R1 = R2
							とする
							R3 = R4
							ならば
							Vout = 0 V
						
							ゲージが歪む事で、R1の抵抗値が変化
							    R1 = R2 + ΔR
							    ΔR:変化量
							Voutは(1)式で与えられ
							Vout = Vin{R3/( R1+R3)-R4/(R2+R4)}—(1)
							R1 = R2 + ΔR 、R3 = R4
							を代入すると 式(2)となり
							ΔRを求められる
							ΔR =Vout(R2+R4)²/{R4-Vout(R2 +R4)}—(2)
							
						
						
							出力電圧から抵抗変化ΔRを計算し、このΔR
							から歪み量や圧力変化を算出
						
・本回路の応用例:歪ゲージ、圧力センサー、流量センサー(車載の気体センサー含む) 他
| ・推奨製品: | 
						URGシリーズ、 RGシリーズ、 RM シリーズ 、MRGシリーズ(耐サージ)、 LRGシリーズ(リード付) 複数抵抗の相対許容差&温度係数はRMシリーズ(ネットワーク抵抗器)のみで規定します。  |