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主要部門

小浜工場 糸魚川工場 京都事業所(研究開発等) 本社(営業等)


京都事業所(研究開発)

現状と今後の方向性

現状と今後の方向性
当社を支える基盤技術は、創業以来一貫して、また将来にわたっても薄膜技術です。材料、工法、デバイス設計の革新的な新規技術を融合し、絶え間なく商品の性能向上を積上げていますので、薄膜抵抗器の業界No.1カンパニーとしての地位を、更に確固たるものにしていきます。また、薄膜抵抗器以外でも、独創的な新たな基盤技術(シーズ)が次々と芽生えつつありますので、『基盤技術(シーズ)』・『お客様要望(ニーズ)』を連結、お客様に突き刺さる独創的な商品を創出し、お客様、社会の発展に貢献し続ける進工業を目指してまいります。

研究開発の担うモノづくり

研究開発はイノベーションの基盤であり、価値創造の根幹を担います。モノづくりには2つ表現があり、それは「物創り」と「物造り」です。「物創り」は、これまでになかった新たな価値を生み出す、価値の創造。「物造り」は、価値ある物のクローンをいくつも生み出す、価値の量産。後者の「物造り」は生産といわれる、すなわち工場が担ってくれている役割になります。一方で前者の「物創り」こそ、研究開発が担う役割であり、未来の製品を生み出す根幹であると考えています。私たち研究開発はお客様とって価値のある製品を生み出すために日々、研究と向き合っています。

研究との向き合い方

どんな研究テーマでも「実験/試作」→「評価」→「考察」→「改善」のサイクルを回し、開発目標の達成を目指します。研究と聞いて思い浮かぶのは「実験/試作」→「評価」ですが、実はこのプロセスは手順さえわかれば、誰でもできるようになるプロセスです。これら繰り返すことは研究を進めるうえで必要ですが、最も重要なプロセスだとは考えていません。私たちが最も重要にしているプロセスは「考察」です。「考察」というプロセスと向き合わずに「実験/試作」を繰り返すことは確度の低い「実験/試作」を繰り返すだけで研究が進展しません。研究開発として最も重要視すべきは「考察」であり、周りからは何をしているかわからない「考察」こそが研究開発の本質であると考えています。

研究開発の雰囲気

研究開発の雰囲気
基本的に考えることが仕事になりますので他の部門と比べれば、静かに感じることが多いです。ただ、毎週のように報告する機会があり、報告会では普段の静かさとは異なり、多くの意見が飛び交っています。

今後の展望

私たちの製品は世界中の最先端な業界で多く使用されています。それらはロボット、自動運転、通信技術、宇宙分野などSociety5.0を実現するために重要となる分野であり、社会課題の解決に不可欠な分野になります。私たち研究開発は社会課題解決に貢献していることに誇りを持ち、より世界に貢献できる新たな価値創造に取り組んでいきたいと考えています。

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